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サマーグランプリ初戦2位の高梨沙羅

日本国内では夏の風物詩、夏の高校野球、甲子園が真っ盛りだが、欧州に渡りフランスの五輪シャンツェであるクーシュベルに目を移せば、女子サマージャンプ(SGP)が開幕していた。

この夏は、チェコのフレンスタットでの2試合と合わせて女子SGPは3試合のみだ。もう少し組み込まれてもよいのだが、欧州での人気薄のせいなのか。ならば人気のある日本でも、であろうか。

女子サマーグランプリ開幕戦2位の高梨沙羅

予選は伊藤有希(土屋ホーム)が96mで首位、長身でパワフルなリュンビ(ノルウェー)が2位、高梨沙羅(クラレ)は3位だった。

「残念な試合でしたね、もっとやれたと思います」

優勝を狙う2本目にサッツで遅れてしまい失速した伊藤が冷静に振り返った。

11日(金)の開幕戦では、ダークホース的なアルトハウス(ドイツ)が95mと88.5mで優勝を決め、高梨が89mと90mで2位、伊藤が91mと85mで3位となった。

「まだ課題があって、気を引き締めてテクニックを上げていきます」

と、高梨は謙虚に語った。そこでも2本目には着地でしっかりとテレマークを入れていた。

他には4位に集中力あるアヴァクモワ(ロシア)、7位にリュンビ、8位には勝負強い元女王サラ・ヘンドリクソン(アメリカ)が入ってきた。

日本勢は勢藤優花(北海道ハイテクAC)が10位、岩渕香里(北野建設)13位がだった。

また団体戦で表彰台の常連になりそうなスロベニアで、ロジェリが9位でクリネツが11位。

気になる強豪オーストリア勢はホルツルがよもやの30位というさみしさ、とはいえ冬になればしっかりとチームメイクしてくることであろうから、心配はいらない。

そして選手層が分厚いドイツチームはウェルスやザイファルトも控え、総合力がある。ただ、練習中に膝を痛めた女王フォクトの復調がいつになるのかが気になるところだ。

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