

健在 葛西紀明
『健在 葛西紀明』 快晴の白馬だった。
いとも簡単に飛び抜けた彼は、下の風にも乗ってなんと132mまで飛距離を伸ばしていった。
あのぼたりと90m後半に落ちたトライアルはいったい何だったの? まさか華麗な演出なのかな50歳になったノリさん。 ともあれ、雨の塩沢ジャンプ大会では車のステアリングを眺め気を静め、 そしてシューズメンテナンスに気を配り。ましてややボブ気味にカットしたヘアも凛々しく。
さぞファンの皆さんは心ときめいたように思う。 9月の白馬サマージャンプ大会は3位表彰台!
入賞選手が6人並んだ中央部で、ひとしきりニカニカとしていた。
さすが葛西紀明選手だ、遠目ながらも格好良いではないか、と。 photo: Yoshifumi Iwase 白馬サマージャンプ大会で3位表彰台に昇った葛西選手 雨の塩沢ジャンプで心を静める葛西選手 中央部(白)葛西紀明選手 長野白馬五輪シャンツェ


白馬サマー小林4位入賞
白馬サマー小林4位入賞。 白馬サマージャンプ大会は快晴の日曜11日に開催された。
前日に行われる予定だった白馬記録会はシステム不具合でキャンセル、満を持してのラージヒルであった。
長野近辺の熱心なジャンプファンが最前列を陣取り、ファミリーの皆さんなどがお日様を浴びながら、また、木陰のあちらこちらから、贔屓の選手たちに盛んに声援を送っていた。 優勝したのは今夏、絶好調な伊藤有希(土屋ホーム)、白馬が地元シャンツェで飛び慣れている丸山希(北野建設)と宮嶋林湖(松本大)が2位、3位に続いた。 注目の大型ジャンパー小林諭果(CHINTAI)は、山形蔵王NHで4位入賞、小ぶりな台の新潟塩沢で6位につけて、勝負の白馬サマージャンプ大会でも、まいた風にやられつつも4位入りを果たした。 欧州サマーグランプリ後半戦には伊藤有と丸山、宮嶋、小林諭果(CHINTAI)が選出され、現在欧州遠征を続けている中山和(下川商)と合流。この女子チームは横川朝治ヘッドコーチが帯同する。 この先、白馬シャンツェでは10月21日(NH)と23日(LH)に全日本選手権が開かれる。それは


小林諭果サマーグランプリ出場!
小林諭果サマーグランプリ出場! この夏場前半戦の欧州サマーグランプリ大会で8位、11位、8位と好調にあった小林諭果選手(CHINTAI)は、 帰国後の蔵王サマージャンプ大会ノーマルヒルで伊藤有希選手(土屋ホーム)と高梨沙羅選手(クラレ)、左膝の故障から復帰した丸山希選手(北野建設)に続いて4位に入賞。 さらに、小ぶりな台ではあるが、エイブルCHINTAIカップ塩沢ジャンプ大会で6位に入り、夏の好調をアピールしていた。 「ヨーロッパの試合では周りに海外の有名選手がたくさんいて、まずはその中で飛べることが嬉しく思いました。成績も8位が2回と頑張ることができました。またインスブルック(オーストリア)で合宿トレーニングできました。やはり得意な大きな台(LH)でジャンプするのは楽しくてたまりません」 そのもの意気揚々と白馬ラージヒルで、サマーグランプリ後半戦クリンゲンタール(ドイツ)などの出場に向けて、入念にLHの本数を重ねていた。 写真と文/岩瀬孝文(photo:Yoshifumi Iwase) 蔵王サマージャンプ大会 エイブルCHINTAIカップ塩沢ジ