

女子ジャンプ 名寄サンピラーサマー大会
W杯をイメージした低速アプローチで最長不倒の98mを飛んだ伊藤有希(土屋ホーム)が 優勝、2位に高梨沙羅(クラレ)の2トップがしめて、3位は勢藤優花(北海道ハイテクC)、チームCHINTAIでは上位を狙う茂野美咲が6位、小林諭果は1本目に踏み切りのミスで23位だった。 女子ジャンプは出場人数が増大してきている。しかも女子ノルディック複合も出場が倍増の勢いにある。そのなかで、その女子ジャンプをしっかりとリードする日本女子のTOP2が高梨沙羅と伊藤有希だ。 「ロースピードに設定されたスタートゲートで、これはちゃんとスキーに乗っていかなければと思いました」 優勝した伊藤は冷静に振り返る。 女子W杯の試合設定を意識した低いスタートゲートを経験することで、TOP2に続く選手たちも、おおいに気が引き締まった。その条件下においても確実にロングジャンプを記録することこそが世界で闘う登竜門であるからだ。 今回のサンピラー国体記念名寄サマージャンプ大会は意義の深いものになった。 CHINTAIに入社して、春先は綿密な写真研修を受けて、社会人としての基本を学んでいた小


女子ジャンプ 士別朝日三望台
高梨沙羅(クラレ)がサマーオープニング大会制した。 2位には伊藤有希(土屋ホーム)、3位は勢藤優花(北海道アスリートクラブ)。 チームCHINTAIでは身体が軽くなった茂野美咲が4位、CHINTAIに入社した新社会人 で社員研修に集中しながらも地道に練習をこなしている小林諭果が17位だった。 「まだ課題があります」という高梨沙羅だ。 夏のオープニング大会に位置づけられる士別朝日三望台シャンツェの試合。ここのミディアムヒルでは、より正確な重心移動と踏み切りが求められる。 基本中の基本を大切にすることを覚えるジャンプ台なのだ。 地元の方々によるていねいなアテンドと、子供たちを見守る『育成しよう』という、より良い意識がジャンプ台の周りに満ち溢れているジャンプの聖地のひとつである。 心を込めていい写真を撮りたくなる、素晴らしい気が充満するシャンツェ。 高梨は、いま一歩ずつ勝利への道を歩んでいる。 長期にわたるスロベニアのプラニツァ合宿では、新たな外国人スポットコーチに手ほどきを受けて、また、新たなテクニックを吸収する方向性にあった。 2月の結実に向けてま


フィンランド五輪トレーニングセンター
欧州フィンランド中央部にあるブオカッティは、スキースポーツにおける五輪トレーニングセンターとして位置づけられている。 ここにはクロスカントリースキーをはじめ、ジャンプ、ノルディック複合、スノーボード、バイアスロンなど、たくさんの競技施設が揃い、ソトカモ高校スキー科が置かれている。 そこで学ぶ日本人高校生や、日本から雪を求めて合宿にやってくる大学生チームや社会人チーム、そして個人選手がこぞって長期トレーニングキャンプを行なっている。 世界的に有名なスキートンネル(往復1310m)で横幅8mのコースはマイナス4℃に設定され、真夏でもクロスカントリースキーの滑走練習ができる優れた環境にある。 今季からいよいよ、現地でフィンランド人コーチによる指導を取り入れ、世界トップのスキー技術を学ぶことができるようになった。 そこで心配することはない、簡単な英語とパソコンを使ったていねいな解説とビデオシステムなどにより、新規のスキーテクニックを学ぶことが可能となった。 学生、社会人、クラブチーム、高校生や中学生のスキー部などが本場ブオカッティで切磋琢磨して日本国内の