とことん頑張る小林3兄弟とユカさん

欧州サマーグランプリと白馬サマーグランプリで好成績を上げて個人総合3位に入った小林潤志郎(雪印メグミルク)、先週の白馬記録会で優勝した小林陵侑(土屋ホーム)、この春に全日本チームに昇格した小林龍尚(盛岡中央高1年)の松尾八幡平出身の3兄弟は、いま絶好調にある。
そこに新社会人として早大卒業後にCHINTAIへ入社、『立派な社会人になりたいです』と懸命に仕事を覚えている小林諭果(CHINTAIスキークラブ)は岩手が誇るスーパーアスリートジャンプファミリーだ。
春先から仕事優先で頑張り抜くユカさんは、やはりいくらかの練習不足となり、いまはまだ、大会順位もひとけた台に甘んじている。しかしながら、その長身を活した「ラージヒルが得意なんです」という豪快なジャンプは、この秋から、雪がつく冬に向けて一気に開花していく。
もちろん、これまで苦手としていた筋力トレーニングも「しっかりやらないといけないですね」と、目的を新たにタフに汗を流している。

こういう一生懸命な社会人女子ジャンパーを応援していくのは、われわれジャンプファンが、やらなければならないこと。
それが、女子日本のレベルアップに直結してくるからだ。