会場を盛り上げるエイブル応援団
大昔でいえば、大倉山や宮の森には企業チームの応援団が『フレー、フレー』とスタート前に大学応援団さながらの太鼓と声を張り上げたスタイルで、会場をリードしていた。
いつの日かそれもなくなり、ジャンプ台にはファンの人たちや関係者、選手の家族がそれぞれに応援していくいたって静かな様子が恒例となっていた。
そこにまず宮の森で新しい機軸をもたらしたのが女子ジャンプを応援するエイブル応援団だ。
高梨沙羅をサポートする一方で、社会人ジャンプチームのCHINTAIを作り上げ茂野美咲を応援し、いまやグリーンのABLEとブルーのCHINTAIとともに盛大な声援で、観客をリードしてるまでになった。
これは伝統ある個人応援団のノイズによる太鼓と声援とよきシンクロをみせて、もはやジャンプ応援の風物詩になってきた。
しかもこの夏からは大倉山での応援も手掛け、パワー倍増。そこにこの春からCHINTAI所属になった小林諭果の同期社員までが東京から応援に駆け付け、それはもう熱気を帯びた応援となっていた。翌日の第1回札幌チャレンジカップでは、その小林が優勝を決めて「CHINTAI応援団の皆さんの期待に応えたかった」と、その場でうれしさのあまり泣き崩れてしまった。
