惜別の伊藤杯

荒れる天候予報で開催が危ぶまれたが、一転、落ち着いた夜空で風も弱く。

今シーズンのジャンプ最終戦、3月19日(土)の伊藤杯ファイナルとなった。

「勝って終わりたいです」

心底、集中していた小林諭果(CHINTAI)が2本ともに1位の完全勝利で、

茂野美咲(CHINTAI)の引退に花を添えた。

「なるべく涙ではなく、笑顔で終わりたく思いました」

こころなしか、うるっときてしまう瞬間はあったようだが、そこは我慢。

それよりも後輩たちにも笑顔で送り出してもらいたい、その意識が強かった。

「最後は優勝してと思いましたが、ユカに持っていかれてしまって」

と、4位でいくらか悔しがったが、表彰式ではその小林選手が『茂野美咲』の

応援小旗を手に持って表彰台に昇ってくれた。

それはチームCHINTAIの結束の高さと茂野選手への感謝の現れだった。

そして大挙して大倉山へかけつた応援団も懸命に声援を送っていた。

引退セレモニーがあり、わりと、しんみりとしてしまう伊藤杯だが、

後輩選手と観客の皆さんに慕われる茂野選手のおかげで、いつになく、

明るさに包まれた伊藤杯ファイナルとなった。

小林諭果(CHINTAI)

茂野美咲(CHINTAI)

大泣きしながら小林選手が引退する茂野選手に抱き着いた

伊藤杯に優勝した小林諭果(CHINTAI)


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