小林、連勝を飾る
札幌大倉山でラージヒルに移行されての開催をみる、雪印メグミルク杯には、応援のしがいがあるのと、会場でいろいろと受け取れるサンプル類などで、いわばお土産つきの楽しいジャンプ大会で人気があった。
年明けに連勝を重ねている小林諭果選手は、この得意の大倉山で伸びやかに飛翔を決めた。
「着地でしっかりとテレマークを入れること。飛距離はもちろんですが、テレマークを意識しています」
もともとの抜群の飛距離もそうだが、やはり大事なのはランディング。ここで落ち着いてテレマークを入れることがポイントアップにつながる。
五輪解説者の一戸剛コーチからも『ラージヒルでは余裕を持ってテレマークを入れていくことが大事』と常々、言われており、それを実践していた。
1本目は113m、そして124mと安定した力を発揮して、最長不倒125.5mを記録した葛西春香(東海大札幌高)、櫻井梨子(余市紅志高)、一戸くる実(N高校)、中山和(下川商)、齋藤優(下川商)、宮嶋林湖(白馬高)、津志田雛(下川商)などの成長著しい高校生の台頭を許さずだった。
また、この時期ややスランプに陥っていた茂野美咲(CHINTAI)は10位に終わっていた。

小林諭果(CHINTAI)

小林諭果(CHINTAI)

小林諭果(CHINTAI)

2位葛西春香(東海大札幌高)、優勝小林諭果(CHINTAI)、3位櫻井梨子(余市紅志高)

茂野美咲(CHINTAI)