女子ジャンプ新鋭登場!
冬ジャンプが始まった。
そこでキラ星のごとく、表彰台の中央へ乗ったのが高校1年生の一戸くる実(N高校)。
「千葉の中学を卒業して、すぐにフィンランドへジャンプ留学しようと考えていたのですが、いまのこの状況になり、まだ保留の状態なのです」
12月、名寄ピヤシリNHシャンツェを見事に制しての第一声であった。
その後、大倉山LHでは思うように飛距離を伸ばせずにいたが、そこは一歩ずつである。
さらにラージヒルで果敢に飛ばしてくる中山和(下川商)も秋の大会からの好調を維持して冬のひとけた入りで先に夢を抱かせるジャンプを見せる。
他にも膝の故障から復帰して新成人を迎える鴨田鮎華(イトイ産業)を筆頭に、長野の久保田真知子(飯山高)、宮崎林湖(白馬高)や桜井梨子(余市紅志高)など俊英な若手女子選手が、たくさん現れてきた。
まずは2月上旬のジュニア世界選手権(フィンランド・ラハティ)において好成績を残してほしい。
写真・文/岩瀬孝文
photo & text by Yoshifumi Iwase
