小林陵侑W杯18勝 葛西を超えた


『小林陵侑W杯18勝、葛西を超えた』

それは日本の新記録となるW杯18勝だった。

この試合も圧倒して優勝かと思われていたW杯個人総合首位を走るグラネル(ノルウェー)が2本目にスーツ違反で失格。いわばタナボタ勝利であるが、勝ちは勝ち。


「早く、わたしの記録を抜いてくれ」というW杯17勝の葛西紀明選手兼監督(土屋ホーム)は、いつもながら将来性ある後進へと熱くエールを送っていた。


そこにはアプローチの腰をいくらか高めにしての速やかに飛び出し、それと空中の安定感があった。繊細でより正確なジャンプ技術が必要とされるノーマルヒルを、しっかりと飛び抜けて掴んだ小林の勝利だ。


今季初勝利となったザコパネW杯(ポーランド)の勝利は、激しい降雪でアプローチのスピード不足が生じ強豪勢が飛距離を出せずに終わり、それよりも早めに飛んでいた小林が勝利するという、ラッキーといえそうな勝ち方。

厳しめな見解をいえば、他を圧倒して下す優勝を観たくもあり。


いや、それは本人が充分に認識しているところ。必ず内なる発奮材料としているはずだ。

今月23日からのオーベルスドルフ世界選手権(ドイツ)に希望を持ちたい。


写真・文/岩瀬孝文

photo & text by Yoshifumi Iwase

葛西紀明

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